高村雑記

高村が書きたいことを、書きたいときに書きたいだけ書くブログ……のはずが、最近はアニメに偏りがち

【リコリコ13話(最終回)感想】リコリコは千束の存在を証明する傑作アニメ

遂に最終話が放送されました、リコリス・リコイル。早速ですが、そのOPとEDを通して最終話を振り返っていこうと思います。

  • EDの歌詞の意味
  • OPの歌詞の意味
  • 千束にとっての存在の証明
  • おわりに

EDの歌詞の意味

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【リコリコ12話感想】視聴者の代弁者としての井ノ上たきな

いよいよ12話を除けばあと1話になってきました、リコリス・リコイル。物語も千束と吉松がついに対面し、佳境を迎えています。そんな第12話をメインに振り返っていきましょう。

  • 錦木千束というキャラクターの魅力
  • 千束に惹かれるたきな
  • 視聴者の代弁者としてのたきな
  • 余談

錦木千束というキャラクターの魅力

千束はいつだって魅力的なキャラクターでした。元気で、自由奔放で、でもたきなにはちゃんとお姉さんしてて。一方では心臓に爆弾を抱えてて、ヨシさんのことで葛藤を抱いている、そんな千束に我々は惹かれてきました。原案のアサウラさんが「主人公が魅力的でないアニメが観られるはずがない」といったことをインタビューで述べていたように、彼女は視聴者の心を惹きつけてやみません。

アンケートの結果からも千束の人気っぷりが窺えます。「千束が18%、たきなが7%」と見事にワンツーフィニッシュを決めていますが、その獲得票には二倍以上の開きがあります。勿論たきなを貶す意図は毛頭ありませんし、たきなはたきなで好かれる要素があるのは間違いないのですが、それにしても千束が圧倒的です。

個人的に思う千束の魅力を挙げると、

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【リコリス・リコイル11話感想】たきなの変化と千束の拒絶

いよいよ物語も佳境に入ってきました、リコリス・リコイル第11話。DAと千束が戦闘に入り、真島も本格的に動き始めます。そんなリコリコ11話を振り返っていきましょう。

  • 狂犬たきなの変化
  • あまりにもカッコイイアイキャッチ
    • 追記(2022-10-02)
  • 「一緒にすんな!」に千束が込めた想い
  • 余談

狂犬たきなの変化

以前からその狂犬っぷりを言われていたたきなですが、千束に手懐けられて大人しくなったのかと思いきや、千束を失うや否や再びその狂犬っぷりを存分に発揮しました。会議中に求められてもいないのに発言するわ、作戦直前に持ち場を離れるわ、作戦中に千束を助けると旧電波塔に行こうとするわ……。

全く自重しない女子・たきな
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【リコリス・リコイル10話感想】ミカと千束に見る親子関係

リコリス・リコイルにおいては二組の「父と娘」が登場します。

それは言うまでもなく、「ミカと千束」と「ヨシさんと千束」です。

今回はその二組のペアを比較しながら話を進めていきたいと思います。

ミカの葛藤

リコリコ作中において、最も強く、最も深く葛藤しているのはミカではないでしょうか。

一方では、「千束を最強の殺し屋に育ててくれ」とシンジと約束する。

もう一方では、千束は❝健全❞な不殺の精神を力強く育んでいく。

シンジは千束の命の恩人だ。

その恩人との約束を無下にすることはできない。

でも、千束への父としての愛情は膨らんでいくばかりで、とてもそんな命令を下すことはできない。

そもそもシンジは千束の尊敬の対象であり、そんな千束がシンジに幻滅するであろうことは言えたものではない。

「私の命令だ」と嘘を吐いて殺しをさせるなんてもっての外だ。

でも、もしも千束が「最強の殺し屋」になれば、千束は新たな人工心臓を得てさらに寿命を伸ばすことができるかもしれない。

だが千束にそんなことはとても……。

こんな感じで、ずっと堂々巡りを繰り返していたんじゃないでしょうか。

ミカと千束の親子関係

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【リコリス・リコイル9話】かわいい錦木千束の好きな台詞をピックアップレビュー

一回目を観た所感

前回第8話のピックアップレビューはこちらをご覧ください。

当たり前ですが、この記事は最新9話までのネタバレがありますのでご注意ください

いやー、前回の終わり方にそこまで嫌な未来は見えていなかったんですが、皆さんの悪い予感が的中しましたね……まさか千束の余命がたった二ヶ月とは……。

千束には勿論死んでほしくないです。ただ一方で、ここまでやっておいてご都合展開で死ななかったらそれはそれで興醒めだったりするんですよね。死んでほしくないけど死んでほしい。

個人的には最終回で綺麗に死んで、メリーバッドエンドという形で終わらせるのが好きかな。ああ、でも悲劇に足を取られやすいタチなので、そうなったら仕事に影響が出るレベルで落ち込むでしょうね……。皆さんが納得できる形での千束生存ハッピーエンドがやっぱり一番でしょうか。

そんなこんなで台詞・声レビューをする気力もなかなか起きないのですが、一回で終わる連載があるか!ということで気張っていきます。

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【リコリス・リコイル8話】かわいい錦木千束の好きな台詞をピックアップレビュー

はじめに

錦木にしきぎ千束ちさとが可愛い。

2022年夏クールで最も衆目を集めていると言っていいアニメ『リコリス・リコイル』(リコリコ)の主人公だ。そのルックスや銃撃戦でのかっこよさも勿論良いのだが、彼女が私を魅了してやまないのはその声。失礼ながら、リコリコを観るまで中の人である安済知佳さんの存在を知らなかったのだが、演技も声質も本当に素晴らしい。

そう感じていたところに、yominabeさんの『この錦木千束が尊い!!』シリーズと出会ってしまい、「あ、これ俺も書きてぇ」と思って今に至る(yominabeさんから許可は頂いています。感謝!)。

本来なら第1話から振り返って書いていくのが筋なのだろうが、このブログは週一更新が隠れた目標なので毎週最新話をレビューしていったらモチベーションが保てそうだから、現在最新の8話から更新していく。

評価の基準

【★☆☆】
「おっ、これは良い」と惹きつけられる。
【★★☆】
「やばっ。これは素晴らしい!」と心を掴まれる。
【★★★】
「あー、昇天しそう! 何回でも聴きたい!」と魂を揺さぶられる。

とりあえずこんな感じで初めてみようと思う。何か問題があれば随時やり方を修正する。まずは始めてみることが大事。

なお、台詞冒頭の時間表記はPrime Videoのそれに則る。

第8話のあらすじ

リコリコが深刻な赤字経営と知ったたきなは、自ら経理担当に名乗り出る。やたら弾を無駄撃ちする千束の制止や、店のメンバーのフォローまで完璧にこなすたきな。さらに新メニューまで考案するが、そのメニューはなんとも形容しがたい形をしていて!?

Story | オリジナルTVアニメーション「リコリス・リコイル」公式サイト

台詞レビュー

01:02「へいお待ち!」【★☆☆】

腹に力が籠もっていて、威勢が良いと言うよりかはむしろ威厳すらある。多分30年くらいこの台詞を繰り返している。低めのドスの利いた演技で千束のやる気がひしひしと伝わってくる。

01:20「はい、スペシャル一丁二丁三丁!」【★☆☆】

「ハイ、スペシャル一丁二丁三丁~ェ!」と生き生きとした発声。この子は本当にお店で働くのが好きなんだなあと伝わってくる。「スペシャル三丁」と言えばいいところを、わざわざ「一丁二丁三丁」と数えるのも千束イズムを感じてポイントが高い。

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アニメ『リコリス・リコイル』(リコリコ)が今更ながら超面白くて、錦木千束が天使でしかなかった

リコリコとの邂逅

電車でこんな記事を読んでいると、よふかしのうた(44票)が3位に入っていてご満悦。

異世界おじさん(61票)はちょっとだけ見たけど俺的には微妙だったなあと思いつつスクロールすると、リコリス・リコイル(219票)!?

票数圧倒的やん!!

これは観るっきゃねー!!と思い立ち、プライムビデオで検索するとちゃんと配信されていた

早速7話までを一気観。

…………。

面白い。

超面白い。

トリプルスコアは伊達じゃない。

以下、リコリコの何が面白かったか書いていこうと思う(一回しか観ていないのでいろいろご勘弁を)。

錦木千束の衝撃

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